令和7年「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」の実施について

令和7年「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」が実施されます。
~暑さ指数(WBGT)の把握、熱中症を重篤化させないための措置、有訴者への特段の配慮~

厚生労働省では、職場における熱中症予防対策を徹底するため、労働災害防止団体などと連携し、5月から9月まで、「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」を実施します。

●「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」概要
実施期間 令和7年5月1日から9月30日まで
なお、令和7年4月を準備期間とし、令和7年7月を重点取組期間とする

厚生労働省は、事業場への熱中症予防に関する周知・啓発を行う他、熱中症に関する資料やオンライン講習動画等を掲載しているポータルサイトを開設しています。
その中で、近年の死亡者数が1年間で30人程度の状況が続いているため、以下の3つを重点的な対策として呼びかけています。

[1]暑さ指数(WBGT)の把握とその値に応じた熱中症予防対策を適切に実施すること
[2]熱中症のおそれのある労働者を早期に見つけ、身体冷却や医療機関への搬送等適切な措置ができるための体制整備等を行うこと
[3]糖尿病、高血圧症など熱中症の発症に影響を及ぼすおそれのある疾病を有する者に対して医師等の意見を踏まえた配慮をおこなうこと

●「令和6年職場における熱中症による死傷災害の発生状況(速報値)」

令和6年の速報値では、死亡を含む休業4日以上の死傷者数は1,195人、うち死亡者数は30人となっています。
業種別にみると、死傷者数については、全体の約4割が建設業と製造業で発生しています。
また、死亡者数は、建設業が最も多く、製造業及び運送業が同数で続きます。
多くの事例で暑さ指数(WBGT)を把握せず、熱中症の発症時・緊急時の措置の確認・周知の実施が確認出来ませんでした。
また、糖尿病、高血圧症など熱中症の発症に影響を及ぼすおそれのある疾病や所見を有している事例も見られ、医師等の意見を踏まえた配慮がなされていない事例もありました。

詳しくは、厚生労働省のページをご確認ください。